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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.197
2024/4/4
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★インフルエンザを侮ってはいけない理由
全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
前号では、『家族がインフルエンザにかかっても
自分は軽症ですむ方法』という話をしました。
@まだの方はこちらからご一読ください。
↓
https://rpejournal.com/urarpe196.html
今日も引き続き、インフルエンザネタです。
私はモスクワに28年間住んでいましたが、
インフルエンザになったことは、ほとんどありませんでした。
ロシア人に言わせると、「モスクワは寒すぎて、
インフルエンザウイルスも死んでしまう」とか。
よくわかりませんが。
それでも、やはりインフルエンザにかかる人はいるらしく、
しかもひどいことになった例を見ました
娘が2~3歳のころ、私と妻と娘は、よく近所の公園に行っていました。
そこでしばしば、娘と同年代の男の子、そして彼の父親、母親と会いました。
男の子のお父さんは、『金持ち父さん』の表紙のような風貌をしていました。
@金持ち父さん↓
こちら
しょっちゅう会うので、自然といろいろ話すようになりました。
ところで、その男の子は、補聴器をつけていました。
その子の母親が話してくれたのですが、
「インフルエンザが悪化して耳があまり聞こえなくなった」のだそうです。
私は医者ではないので、詳細はわかりません。
ネットで検索したところ、「町塚医院」さんのHPに以下のような記述がありました。
〈急性中耳炎
風邪をひいたときなどに、鼓膜の奥に肺炎球菌やインフルエンザ菌などが入り込み、
急性炎症を起こす病気です。
耳が詰まったような感じになる、激しい痛みが走る、発熱、膿が出るなどが
主な症状です。
初期であれば投薬によって治療できますが、かなり進行してしまっている場合は
鼓膜を切って膿を出します。
放置すると滲出性中耳炎に移行し、難聴の原因になることもあります。〉
その男の子の場合は、インフルエンザから急性中耳炎になり、
それが進行し難聴になったということでしょうか。
私はその話を聞いて、「インフルエンザって怖いんだな」と思いました。
もう一つ。
妻の大学時代の同級生に、目が見えない男子学生がいました。
なぜ目が見えなくなったのでしょうか?
「子供のころインフルエンザにかかり、そのせいで目が見えなくなった」というのです。
HP『いしゃまち 家庭の医療事情』の
『インフルエンザ脳症の症状と予防。合併症を防ぐために気をつけるべきことは?』
の中に、以下のような記述がありました。
〈インフルエンザ脳症の診断基準には「参考となる項目」もあります。
参考となる項目としては発熱やけいれん、異常言動・行動、脳がむくむことで
起こる症状である嘔吐や乳頭浮腫(にゅうとうふしゅ:視神経の障害で
嘔気・嘔吐・視力低下などが起こる)・呼吸状態の変化・瞳孔の異常などが
あります。〉
いずれにしても、「インフルエンザで耳がほとんど聞こえなくなった人」
「インフルエンザで目が見えなくなった人」がいることは、結構な衝撃でした。
目が見えなくなった男子学生は、私の妻と同年代なので、
1970年代半ば生まれでしょう。
インフルエンザの治療も、今と比べれば全然進んでいなかったと思われます。
それで、悪化して目が見えなくなるところまで行ってしまったのでしょうか。
上にも書きましたが、私はモスクワに住んでいた期間、
ほとんどインフルエンザにかかりませんでした。
それで、ロシアのインフルエンザ治療がどうなっているのか、わかりません。
しかし、28年ぶりに日本に帰国して驚いたのは、
何種類かのインフルエンザ特効薬が登場していたことです。
タミフル、リレンザ、イナビルなど。
これらの薬の存在、日本に完全帰国するまで、まったく知りませんでした。
それと、もう一つ驚いたのは、日本では毎年インフルエンザが大流行することです。
去年も、息子の小学校、娘の中学校で、何回も学級閉鎖がありました。
何が言いたいのかというと、「インフルエンザは怖い」ということです。
前号で書きましたが、同居している家族がかかったら、
自分に症状が出る前に医者に行き、薬の「予防投与」を
お願いするのがいいと思います。
寒暖差の激しい日が続いていますが、体調管理に気をつけて、
健康に過ごしていきましょう!
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