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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.23
2020/5/30
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★第2波に備えた方がいいでしょうか?
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
安倍総理は5月25日、1都3県、北海道の緊急事態宣言を
解除すると発表しました。
これで、4月7日からはじまった「緊急事態状態」は終わる
ことになります。
緊急事態宣言が出された翌日の裏RPEは、
★緩くて遅い「緊急事態宣言」、海外からの批判を
気にする必要はない理由
でした。
<正直いうと、私も「日本政府の緊急事態宣言は、『遅す
ぎる』し『緩すぎる』」と思います。
ですが、「効果はある」と思います。>
と書き、三つの理由を挙げました。
@全文はこちら。↓
https://rpejournal.com/urarpe6.html
予想通り、大いに効果があり、めでたく解除となりました。
では、これからどうなっていくのでしょうか?
▼終息は困難という現実
世界の状況を見ると、感染拡大の中心地が移っていること
がわかります。
まず、中国、
そして、日本、韓国、イラン、イタリアが大変だといわれ
ていました。
その後、イタリア、スペイン、イギリスなどで感染爆発が
起こった。
それがアメリカに移動して、この国は感染者数も、
死亡者数も世界一になってしまいました。
アメリカの後、ロシア、そしてブラジルで感染爆発が
起こっています。
今日の時点で、感染者数がもっとも急増しているのは
ブラジルでしょう。
ですが、「感染爆発」は長期間つづきません。
だいたい1~2か月でピークを越え、新しい感染者数が
減っていきます。
そして、過去に感染爆発があった、中国、韓国、欧州では、
自粛措置が緩和されている。
ロシアでは、いまだに毎日8000人ずつ感染者が増えている。
しかし自粛が緩和されつつある。
アメリカですら、徐々に経済活動が再開されつつあります。
「感染爆発は1~2か月しかつづかない。」
これが一つの事実。
もう一つの事実は、「完全終息は難しい」です。
なぜか?
「事実そうだから」です。
中国では5月10日、新規感染者数が17人増えました。
武漢市で、ロックダウン解除後初のクラスターが起こった。
5月23日、新規感染者はゼロでした。
これは「1月20日以来の快挙だ!」と大喜び。
ところが5月26日、発症した感染者が7人、無症状感染者が
29人増えました。
「中国では終息した」と思いきや、まだまだ戦いは
つづいているのです。
韓国ではどうでしょうか?
文在寅の新型コロナ対応は、国内でも国外でも
高く評価されていました。
それで、与党「共に民主党」は、4月15日の議会選挙で
圧勝した。
誰もが、「韓国は、新型コロナウイルスとの戦いに
勝利した」と思った。
ところが・・・・。
ニューズウィーク5月12日には、こうあります。
<韓国の「勝利」は一瞬で終わった。
規制緩和を控えた週末、新型コロナウイルスに感染してい
る29歳の男性が、バーやナイトクラブがひしめくソウルの
繁華街・梨泰院地区を訪れたのだ。
この男性を中心に発生した集団感染で、12日までに少なく
とも102人の感染が確認され、1日あたりの感染者数も1カ
月ぶりの高い水準を記録した。
問題の29歳の男性は複数のナイトクラブを訪れており、当
局は約1500人がウイルスにさらされた可能性があると推定
している。>
韓国も終息したわけではないようです。
日本はどうでしょうか?
5月28日の東京新聞。
<東京都で28日、新たに15人の新型コロナウイルスの
感染者が確認された。
これで都内の累計の感染者数は5195人となる。
28日までの7日間の新たな感染者は平均9人。
緊急事態宣言が解除された25日までの7日間は平均6・
9人だったが再び増加に転じており、緊急事態宣言解除の
目安としてきた10人程度に再び近づきつつある。 >
また、北九州市では新規感染者数が増えていて、
「第2波か!?」と怯えている。
皆さん、ニュースでご存知でしょう。
日本でも、中韓同様、「緩めるとすぐ増える」というのが
事実なのです。
▼第2波に備えましょう
というわけで、新型コロナウイルスとの戦いは、終わっていません。
気を緩めないでおきましょう。
外出時、特に建物に入るときや人混みにいく時はマスクを忘れず、
手を頻繁に洗いましょう。
そして、第2波に備え、最近たくさん出てきているマスク、
アルコール系ウィットティッシュ、除菌スプレーなどを
買っておきましょう。
自分と家族のためです。
2波が来て、再び緊急事態宣言が出されるようになれば、
また「マスク不足」「ウェットティッシュ不足」になる
可能性があります。
その日に備えて、家族一人につき
60~90枚(2~3か月分)は買っておいたらいいと思います。
いつかは正確に覚えていませんが、おそらく1月末頃、
近所の百貨店で、中国人がマスクを大量に買っているのを
目撃しました。
私は、「これは新型コロナで買いあさっているのだな。
マスクが足りなくなるだろう」
と思いました。
そして、私と妻用に60枚、娘と息子用に60枚買いました。
(60枚入り(大人用)、60枚入り(子供用)を一箱ずつ買
った。)
わければ、私用30枚、妻用30枚、娘用30枚、息子用30枚で
すね。
その時の判断は正しく、しばらくするとマスクが市中から
消えました。
ですが、「量的判断は甘かった」と思いました。
実際、2、3、4、5月と、私の家族は「30枚のマスク」
で乗りきらなければいけなかったからです。
子供たちは、3、4、5月、休校、休園だったので大丈夫
でした。
しかし、大人は、食料の買い出しや仕事でなんやかんやと
外出します。
それで一時期マスクが足りなくなり、アルコールで消毒し、
再利用したこともありました。
今、マスクが出てきてありがたいことです。
しかし、第2波がくれば、再びパニック買いが起こる
可能性がある。
ですから、たっぷり市中に出ている今のうちに
買っておきましょう。
読者の皆さまが、健康でありますように!
●PS
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