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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.234


                       2024/6/24


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日本の「和」は世界的思想になる潜在力がある



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。



まずお知らせから。

言論の自由が比較的ある日本でも、
【 隠されて知らされていない情報 】が
たくさんあります。

世界情勢に関しても、その他の分野に関しても。

「隠されている情報」は、テレビ、
新聞にはもちろん、【 YouTubeにも 】出てきません。

バンされてしまうからです。

では、どこから「隠されている情報」に
アクセスできるのでしょうか?

こちらから、「隠されている情報」を入手してください。

https://in.renaissance-sk.jp/skrr_rpe_af_2406?cap=rpe



では、本題。

表RPE6月19日号は、「インドは超大国、世界的覇権国家に
なれるか?」でした。


@まだ読まれていない方は、こちらからご一読ください。

https://www.mag2.com/p/news/601911


インドは遠くない将来、大国の3条件、すなわち人口、
経済力、軍事力で世界一になる可能性が高いです。

(人口は、すでに世界一です。)

しかし、「世界的覇権国家にはなれない」という話でした。

なぜ?

世界をまとめられる「世界観」「思想」がないからです。

1945年から1991年まで、世界には、アメリカ、ソ連という
二つの超大国、覇権国家がありました。

アメリカには、自由、民主主義、人権などの
世界観、思想がある。

ソ連には、万民平等という世界観、思想がありました。


しかし今は、ナショナリズムが大流行し、
世界をまとめられる思想がなくなっています。

たとえば、習近平のスローガンは、「中国の夢」。

これ、中国以外の人たちが共感したり、
賛同することはないでしょう。


プーチンの「ルースキー・ミール」(ロシアの世界)も
同じナショナリズムです。

トランプの「アメリカ・ファースト」もナショナリズム。

そして、インドのモディさんも、
「ヒンズー教最優先」のナショナリストです。


というわけで、世界的覇権国家は、
「現れない」というのが私の意見です。

繰り返しますが、インドは、人口、経済力、軍事力
すべて世界一になる可能性が高い。

それでも、アメリカのような超大国、世界的覇権国家には
なれないでしょう。

その理由が、世界で受け入れられる
「世界観」「思想」がないからです。



▼「和」は、世界的思想になる可能性がある



日本はどうでしょうか?

日本は、大国の3条件、人口、経済力、軍事力、
どれもイマイチ。

覇権国家になれそうにありません。

しかし、日本の「和」は、世界的思想に
なれる可能性があります。


アメリカ独立宣言やフランス人権宣言に
大きな影響を与えたジョン・ロックの思想。

彼は、すべて人間には、何人も侵すことのできない
固有の権利・自然権(=生命、健康、自由、財産)が
あると主張しました。

なぜこの主張が、イギリス、アメリカ、フランスに
広まったのでしょうか?

「王権神授説」に基づく絶対王政に
反対したかったからでしょう。


20世紀、世界中に拡散された共産主義思想。

なぜ広まったのでしょうか?

当時の労働環境があまりにひどかったからでしょう。


民主主義・資本主義陣営の覇権国家アメリカの思想は、
王権神授説に基づく絶対王政に反対するために広まった。

共産主義陣営の覇権国家ソ連の思想は、ひどい労働環境に
憤っていた労働者や、植民地の間で広まった。


要するに、世界的思想は、
「当時あった大問題や矛盾を解決するために広まった」
ということです。

では、今世界中で問題になっているのは何でしょうか?

私は、【 分断 】だと思います。

たとえばアメリカ。


・銃規制に賛成 銃規制に反対
・LGBTに賛成 反対
・中絶に賛成 反対
・移民受け入れに賛成 反対


などなどで、真っ二つに分断されています。

そして、ある陣営が、別の陣営に対して、
とてもアグレッシブなのです。

この分断は、本当に深刻です。

11月の大統領選挙でバイデンが勝ったとしましょう。

するとトランプさんは、かなり高い確率で、
「大規模な不正が行われた。本当に勝ったのは私だ!」
と宣言するでしょう。

それがきっかけで、大規模デモ、大規模暴動が起こる。

最悪の場合内戦に発展する可能性すらあります。


そして、欧州でもアメリカと
まったく同じ問題が起こっている。

世界の大問題、【 分断 】。

これの解決策は、日本の



【 和 】



ですよね。

実際、日本には「和」があります。

お正月には神社で初詣、結婚式はキリスト教会、
お葬式は仏教で。

他の国ではキリスト教徒とイスラム教徒が
対立していますが、日本にはそのような問題は
ありません。

そして、「分断して怖い」アメリカから、
安全で「和」のある日本に逃げてくるアメリカ人が
たくさんいるのです。

(@時間がある人は、YouTubeで検索してみてください。)


ただ、「和」が世界で拡散される思想になるためには、
クリアしなければならない問題があります。

世界の人に、「和とは何ですか?」と聞かれたときに、
おそらくうまく説明することができないのです。

日本人が「和」と聞いたら、真っ先に思い出すのは、
聖徳太子の十七条の憲法でしょう。


「和を以て貴しと為し」


これだけで、日本人はすべてを悟りますが、
世界的には「言葉足らず」でしょう。

実際、ジョン・ロックには、『人間悟性論』『統治二論』、

カール・マルクスには、『資本論』『共産党宣言』

など、自分の思想を伝える本がありました。


「和」


分断された今の世界で必要とされていることは
間違いありません。

「我こそは!」と思われる方は、
是非日本の思想を「言語化」してみてください。

ロック、スミス、マルクスのように、
歴史に名を残せるかもしれません。



PS

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なにとぞよろしくお願いいたします。

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