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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.256


                       2024/8/22


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★「子供を日本史好きにさせる作戦」のその後



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。



(@いろいろ本の紹介がありますが、
依頼されたわけではありません。)



小中高大と、いろいろ勉強してきました。

いろいろいろいろ勉強しましたが、
「人生に役に立っている」と思える科目が二つあります。

一つは、国語です。

本を読むことが習慣になったおかげで、
いろいろな知識を得ることができます。

そして、退屈する時間がありません。


もう一つは、歴史です。

普通の人は、「自分の失敗」から学ぶものです。

私も、自分の失敗から学びます。

しかし、歴史から学ぶこともできます。

本当に賢い人は、自分の失敗からではなく、
歴史とか、他人の失敗から学ぶのでしょう。

それで、私は、自分の子供たちにも
「歴史好きになって欲しい」と思いました。



▼実話を基にしたフィクションから歴史好きになる



私は、日本史で、幕末、戦国時代末期から江戸時代初期、
平安末期から鎌倉時代初期(源平の合戦の時代)の順で
好きです。

「なぜだろう?」と考えてみると、
面白いことに気がつきました。

私が幕末を好きになったきっかけは、


◆『お~い竜馬!』

詳細は↓
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というマンガでした。

『お~い竜馬』は1968年に連載がスタートしています。

私が高1の時です。

その名のごとく、坂本龍馬の生涯を描いた傑作。

私は、このマンガにはまりました。

次に、司馬遼太郎さんの、これも歴史的名作、



◆『竜馬がゆく』

詳細は↓
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にはまりました。

それで、私は「幕末好き」になったのです。

そして私は、龍馬だけでなく、
他の幕末維新の英雄にも強く興味を持つようになりました。


戦国時代末期から江戸時代初期といえば、
やはり織田信長、豊臣秀吉、徳川家康です。

この時代が好きになったのは、
NHKの大河ドラマがきっかけです。

実家では、祖母と両親が、
かかさず大河ドラマを見ていました。

そして、大河ドラマに信長、秀吉、家康が登場することは、
とても多いのです。

1983年、私が中2の時は、『徳川家康』でした。

織田信長を演じたのは若き日の役所広司さん。

子供ながら、「すごい役者さんだな」
と感嘆した記憶があります。



平安末期から鎌倉時代初期(源平の合戦の時代)が
好きになったのは、司馬遼太郎さんの小説、


◆『義経』

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がきっかけでした。


振り返ってみると、「ある人物を深堀りしたマンガ、小説、
ドラマ」などをきっかけに、その時代全体に興味を持って
いったことがわかります。

そして、比較的興味が薄い時代は、その時代を取り上げた
マンガ、小説、ドラマなどに出会っていなかったことが
わかりました。



▼『逃げ上手の若君』を息子に宣伝した結果



さて、7月から『逃げ上手の若君』が放送されています。

(@アマゾンプライムなどでも、
追加料金なしで見ることができます。)


予告↓
https://www.youtube.com/watch?v=xcZxPlZBwAU


このアニメの主人公は、北条時行。

第14代執権北条高塒の子です。

1333年、鎌倉幕府滅亡。

しかし、8歳の時行は、信濃の国の諏訪頼重に保護され、
生き残りました。

そして彼は10歳(!)の時、5万人の大軍を率い、
鎌倉を奪還することに成功します。

ですが、奪還した鎌倉を維持することはできませんでした。

さらに、時行は12歳の時、27歳の時、
3回鎌倉奪還に成功しています。


9歳の息子は、「自分より1歳だけ年上の子供が、
大軍を率いて鎌倉を奪還した」という話に
興味を持ちました。

そして、狙い通り、アニメにはまっています。

それだけでなく、「原作マンガが読みたい」というので、
3巻ずつ買っていきましたが、夏休み中に16巻まで
完読してしまいました。



◆マンガ『逃げ上手の若君』

詳細は↓
https://amzn.to/3WWvF81



私も読んでみたのですが、実に役に立ちました。

北条時行はもちろんのこと、足利尊氏、足利直義、
楠木正成、新田義貞などのこともよくわかります。

鎌倉幕府滅亡から、建武の新政、南北朝時代までの流れが、
完璧に理解できるようになります。

もちろん、「実話ベースのフィクション」なので、
マンガちっくで超人的描写などがあります。

それでも、基本的なところ、
「〇年〇月に、〇〇で合戦があり、〇〇が勝利し、
〇〇が亡くなった」などは、はずしていません。


私の息子も、知らず知らずのうちに、北条時行、足利尊氏、直義、楠木正成、新田義貞、後醍醐天皇などの登場人物を、
全部覚えてしまいました。

これがきっかけで、彼がますます歴史好きに
なっていくことを期待しています。


学校の歴史の教科書は、あまり面白いものではありません。

だから面白くする工夫が必要ですね。


ちなみに、「歴史が好きになる」という意味では、
伊勢雅臣先生の最新刊、



◆『大御宝 日本史を貫く建国の理念』

詳細は↓
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も、絶対お勧めです。

偉人たちの想い、動機、願いがわかるようになる名著です。





PS

北野の新刊、快調に売れ続けています。


◆『プーチンはすでに、戦略的には負けている 
~  戦術的勝利が戦略的敗北に変わるとき 』

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すでに読まれた方は、アマゾンにレビューを
投稿していただけると、とても助かります。

なにとぞよろしくお願いいたします。


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