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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.281
2024/9/30
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★石破新総裁=新総理誕生について読者さんの反応は?
全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
皆さんご存知のように、私は今回の自民党総裁選、
【 岸田大増税路線を止める人 】を応援していました。
具体的には、青山さん、茂木さん、高市さんでしたが。
勝てそうなのは高市さんでしたので、
自民党員、議員の皆さんに、
「高市さんに入れてください」とお願いしていました。
結果、高市さんは決選投票に進み、
そして石破さんに敗れました。
残念です。
皆さんご存知だと思いますが、石破さんは、
法人税と金融所得税を上げる方針です。
それに、岸田政権から引き継がれる、
【 長い増税リスト 】も粛々と実施される可能性が
高いでしょう。
@必読 長い増税リスト↓
https://www.primecg.co.jp/20240116125010
石破新総裁誕生について、読者の皆さんから、
続々とメールが届いています。
ものすごく多いのは、
「長年自民党に投票してきたが、もう投票しない」とか、
「自民党支持はやめないが、石破さんが総理の間は、
他の党に入れる」という意見です。
私は、「そうだろうな」と思いました。
ちなみに、野党第一党「立憲民主党」の代表に
野田元首相が就任しました。
野田さんは、総理時代「消費税を二回引き上げること」
「消費税を5%から10%に引き上げること」を決めた人です。
(その決定を、抵抗しつつも実行したのは安倍さんですが。)
つまり今の日本は、与党も野党第一党も
【 大増税派 】という、とんでもない事態に
なっているのです。
だから、政党支持率3位の日本維新は、
「長い増税リスト」を広く拡散しつつ、
「日本維新は一切増税しない」「消費税を下げる」
という方針でいけば、党勢を拡大できるでしょう。
今回は、読者さんからのメールを4通、
ご紹介させていただきます。
〇1通目 下山さまからのメール
↓
〈北野様、下山です
今回の総裁選にはがっかりしました。
高市さんは1回目の投票で、思ったより多く票を獲得し、これはいけるかなと思いましたが…
決戦投票で高市さんだけには絶対に入れたくないという議員が多かったからと言っている 評論家もいました
https://www.youtube.com/live/hxDk6MECmIA?si=xF--pcXRWJdLDrTW
高市さんの党員党友票が予想より多かったのは、青山さんが出馬しなかったからだと思います。
私と同じく 青山さんの支持者で 高市さんに投票した人は多いと思います
石破さんの党員 党友に人気があると 事前に言われていたのとは全く違う結果でした。
青山さんも、自分が出馬できないとなったときから、決戦投票は高市さんに入れると決めていたそうです。
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=5429
ですが、決戦投票は党員党友にはほとんどどうにもできないわけで、
1回目で小泉さんの議員票が一番多かったり、決戦投票でも石破さんの議員票がトップだったり、
議員と党員党友の思いの乖離が大きすぎると思いました。
青山さんが 党員に 高市さんを応援するように言ったとしても、追いつかないぐらいの差があったと思います。
決戦投票になると急により国民に近い 一般党員の思いがあまり反映されなくなってしまう選挙の仕方には問題があると、自民党に言おうと思っています。
それで自民党員をやめると言ってる人も多いです。
北野さんのおっしゃる通り、皆が行動しないと何も変わりませんね。
青山さんを応援しているので、自民党はやめませんが、次回の衆院選では自民党議員には投票しないつもりです。〉
〇2通目 押上さまからのメール
↓
〈北野様
押上です。
私も高市さんを応援しておりましたので、今回はがっかりしましたが、北野さんのメールを見て、気持ちを切り替えて石破さんに応援メールをしてみました。
過疎化が理由で復興が進まない、能登半島の震災復興は、同じく過疎化の鳥取を知る石破さんであれば、理解してくれるのではないかと期待しました。
↓のような内容で、石破さんのHPにメールを送ってみました。
https://www.ishiba.com/contact/
~~~~~~
石破先生、自民党総裁選での勝利、おめでとうございます!
私は以前は、石破先生は新自由主義者のイメージが強く、個人的には応援しておりませんでしたが、政治学者の中島岳志先生の2020年3月のこちらの記事
●中島岳志「安倍内閣ではコロナ危機を収束できない。今は『石破内閣』しかない」
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020030400004.html
を読んでから印象が変わり、石破内閣の誕生を期待しておりましたので、今回の結果を嬉しく思っております。
石破先生に一つ、能登半島の震災復興について、知って頂きたいことがあります。
私は京都出身ですが、両親が石川県珠洲市の出身です。
元旦の能登半島地震では、親戚二人が亡くなりました。
昨年7月に珠洲に訪問し、お会いしたお二人が亡くなり、本当に悲しいできごとでしたが、この地震により両親の故郷の珠洲に関心を持ち、最近は関西珠洲会(http://www.kansaisuzukai.net/) という、珠洲市出身の関西在住者の集まりにも参加するようになり、
8月には慰霊の花火のお手伝いで珠洲市を訪問しました。
また、その際には復興支援ガイドツアー「リブート珠洲」
(https://rebootsuzu.com/voice-blog/20240809/)にも参加しました。
8か月経っても復旧がなかなか進んでいない現状に、日本政府に対する苛立ちの感情を持ちましたが、また同時に現地の方々の復興への前向きの気持ちも実感することができ、これからも珠洲を応援したい!と思っておりました。
その矢先に、この度の豪雨被害は本当に心が痛みました。
9月28日放送された朝日放送のニュース番組「正義のミカタ」では、何故、能登半島の復興が進まないのかについて解説がありました。
【「過疎地復興は財政的に不合理!放置せよ」の空気が政府・官僚の中にある!】
ということです。
これまでの震度7以上の震災では補正予算を付けていたのに、今回は予備費で対応しているのが大きな要因とのことで、
4月9日の財務省 財政制度等審議会では、
「能登半島の復旧・復興は将来の需要減少や維持管理コストも念頭に置き住民の意向を踏まえ 十分な検討が必要だ 被災地の多くが人口減少局面ある」
と発言され、平たく言うと「見捨てる」ということ。。
実際に、過去の震災と比べてこんなに放置されているのは異常とのことでした。
https://tver.jp/episodes/ep6sn20kb1?p=2613 (TVerでは10月5日まで観れます)
この話を聞いて、本当に悲しく、また政府に対して怒りの感情を持ちました。
テレビを見ていた多くの国民も同じ感情を持ったと思います。
どうか地方の過疎化の危機を誰よりも実感されている石破先生が総理大臣になられましたら、方針転換をして、速やかに復興予算を付けて、被災地の方々に希望を与えて頂きたいです。
その方針が示せないのであれば、自民党は次の選挙では大敗するのではないかと危惧しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
これからも、応援しております。
~~~~~~
いつもありがとうございます。〉
〇3通目 酒井さまからのメール
↓
〈北野幸伯 様
いつもメール拝読し、勉強させていただいています。
パワーゲームも永久購読申込みいたしました。
石破茂総裁に意見メールしました。
「石破先生、自民党総裁選の勝利、おめでとうございます!
石破先生なら、自民党を良い方向に変えてくださると信じております。
先生には知っておいていただきたいことがあります。
岸田内閣の支持率が低迷しつづけたのは、「裏金問題」と「増税問題」です。
石破先生は、もちろん「長い増税リスト」をご存知と思います。
https://www.primecg.co.jp/20240116125010
2019年の消費税増税、2020~21年の新型コロナパンデミック大不況、2022~23年のウクライナ戦争の影響の大インフレ。
ここ数年、我々庶民は苦しい日々を過ごしてきました。
岸田総理は、苦しい国民の生活をまったくかえりみることなく、外遊先にはおみやげを持参し、大盤振る舞いでいい顔されるのに、国民向けには増税路線(控除縮小や廃止も含めると使えるお金は減少)を貫いておられた。
それで、一部の人たちは怒りをこめて岸田さんを「増税メガネ」と呼んでいました。
最近では7人に一人が貧困層となっており、子供食堂は盛況でしたがそこに必要な食料が充分にはあつまらなくなり、運営が大変なところも増えているようです。
石破先生、ぜひ国民生活の現実を知ってください。
私たちは、これ以上の増税や負担増に耐えることはできません。
石破先生は、「納得と共感の政治」を掲げておられます。
これ以上の増税に、国民は納得も共感もできません。
このことを決して忘れないでください。
これからも、応援しております。」
以上報告します。〉
〇4通目 = 清田さまからのメール
↓
〈北野幸伯様
いつもメルマガや書籍から学ばせていただきありがとうございます。
自民党総裁選。
授業で話題にしたところ、生徒たちの何人かは休み時間にパソコンで投開票の生放送視聴。
「決選投票になりました!」
とか、
「決選投票の結果発表始まります!」
など、知らせに来てくれました。
※本当は下校の準備を進めなければならない時間だったのですが、私も気になっていたのでそこは目をつぶりw、一緒に一喜一憂してました。
高市さんにならず、私も残念に思っていましたが、北野様の今回のメルマガに励まされ、
「自分にできることを!」
と立ち直る!?事ができました。
生徒たちにも首相官邸や石破さんに意見を届ける方法を伝えてみようと思います。
いつも気付きや刺激をいただきありがとうございます。〉
ーー
ここから北野です。
ここで紹介させていただいた皆さんは、
それぞれ「自分なりの行動」を起こし、
政治にポジティブな影響を与えようとされています。
それが大事ですね。
読者さんからいただくメールは多すぎて、
ここで全部紹介することができません。
そして、ほとんどお返事も書けていなくて、
本当に申し訳ありません。
しかし、一通一通、感謝して読ませていただいております。
今回、青山さんを応援していた皆さん。
高市さんを応援していた皆さん。
とてもがっかりされていることと思います。
私も同じです。
しかし、あきらめて無関心になり、
政治を放置しておけば、税金はどんどんどんどん
上がっていきます。
すでに国民負担率は5割に迫っていますが、
国民が黙っていれば、6割、7割と上がっていくでしょう。
江戸時代よりひどい状況になっていきます。
ですから、しばらく悲しんで、
その後「次の一手」を考えましょう。
10月末に総選挙が行われるそうです。
「自民党以外で減税を掲げる政党」があれば、
そちらに入れるのも一つの手だと思います。
とにかく、「いいかげん増税止めてくれ!」
という声を届けることが重要ですね。
そして、石破さんに直接メールを書くのも、
いい手だと思います。
@石破さんへのメールはこちらから。
↓
https://www.ishiba.com/contact/
ヤフーニュースに怒りのコメントを書くこともできますが、
その怒りを石破さんにメールすれば、
何か変わる可能性がでてきます。
そして、ヤフーニュースにコメントを書くのと、
石破さんにメールを書くのでは、
それほど手間もかわらないのです。
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