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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.286
2024/10/6
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★アメリカで内戦勃発!『シビル・ウォー』を見てきました。
全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!
北野です。
アメリカの内戦を描く衝撃映画『シビル・ウォー』を
見てきました。
どういう話かというと、
・近未来、アメリカ連邦政府から19の州が離脱しました。
・テキサス・カリフォルニア同盟(西部勢力)と
連邦政府の内戦が勃発します。
・ニューヨーク在住の戦場カメラマングループは、大統領へ
の単独インタビューを行うため、ワシントンを目指します。
なぜ『シビル・ウォー』は注目されているのでしょうか?
実際に「アメリカで内戦が勃発する可能性があるから」です。
起こるとしたらどういうプロセスで始まるかも、
だいたい見えています。
・11月の大統領選でハリスが勝利。
・トランプは、「大統領選で大規模な不正が行われた。
本当に勝ったのは私だ」と主張し、選挙結果を認めない。
・全米で、反ハリス、トランプ支持の大規模デモが発生。
・大規模デモが大暴動に発展していく。
・大暴動がさらに発展し、内戦が勃発。
少し前なら、「想像力すごすぎ!」とか「頭おかしい」
と言われるところです。
しかし、私が今こう書いても、
誰も「トンデモ陰謀論者」とは言いません。
なぜなら、「トランプが選挙結果を認めない」
「大規模デモ発生」「大暴動発生」(議会占拠)までは、
前回の選挙後起こったからです。
「大暴動」までは容易に想像でき、
問題は「それが内戦に発展するのか?」だけなのです。
「ありえる!」ということで、この映画は、
全米で大ヒットしたのでしょう。
さて、ここから映画自体の話。
二つ「気になったこと」があります。
一つは、「内戦に関する説明」がほとんどなかったことです。
私は、テキサス・カリフォルニア同盟=西部勢力と
連邦政府の内戦が起こったと書きました。
これ、実をいうと「パンフレットを見ながら」書いたのです。
映画は、「すでに内戦が起こっている状態」
からはじまっています。
それで、「なぜ内戦が起こったのか?」
「誰と誰が戦っているのか?」が非常に
わかりにくいです。
映画の真ん中ぐらいで、「西部勢力の陣地」が出てきて、
はじめて「嗚呼、西部勢力と連邦政府が戦っているのだな」
とわかるのです。
二つ目は、「前半かなりダラダラしている」ということです。
「カメラマンのグループが、ニューヨークから
ワシントンを目指す」というのが、メインストーリーです。
車で移動するのですが、なんといっても内戦中のアメリカ。
さまざま危険な目にあいます。
とはいえ、その旅はかなり退屈で、
正直少し寝てしまいました。
以上二つが気になった点です。
しかし、カメラマングループが西部勢力の陣地に到着した後、
圧倒的に面白くなっていきます。
西部勢力は、ワシントンに進軍することを決定し、
首都を火の海にしていくのです。
彼らの目的は、アメリカ合衆国大統領を殺すことです。
西部勢力は、大統領を殺すことができるのでしょうか?
内戦に勝利することはできるのでしょうか?
そして、アメリカ合衆国の未来は?
上記二つの理由で、
「お勧めしようかどうしようか」悩みました。
しかし、後半の圧倒的面白さがあるので、
やはりお勧めしたいと思います。
これから見られる皆さんは、
・アメリカで起こっている内戦は、連邦政府 対 西部勢力
(テキサス・カリフォルニア同盟)の戦いであること。
・前半は、少し退屈かもしれないこと。
をあらかじめ知っていかれたらいいと思います。
もう一つ、小学生のお子さんと一緒に見るのは
お勧めできません。
かなり残酷な場面があるからです。
ちなみに、私はそのことを知らず、
小4の息子と見に行きました。
そもそも息子が、映画のCMを見て、
「絶対見たい!」と言ったので、行ったのです。
しかし、一緒に行ったこと、後悔しました。
とはいえ小4の息子は、衝撃を受けつつも、
戦争の本当の怖さがわかったというコメントをしていました。
11月の選挙後起こるかもしれない「アメリカ内戦」。
アメリカ国民のかなりの人たちが「あり得る」
と思っているがゆえに大ヒットした映画
『シビル・ウォー』
時間があれば、ごらんになってください。
予告はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=ri1-GwJdlAo
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