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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.303_2


                       2024/10/28


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★衆議院選挙の総括



全世界の裏RPE読者の皆様、こんにちは!

北野です。


皆さんご存知のように、昨日10月27日、
衆議院選挙が行われました。

結果は、どうだったのでしょうか?


自民党は、前回比で議席を65減らし、191議席。

公明党は、8減らし、24議席。

2党あわせて215議席。

組閣するために必要な議席数は、過半数233議席。

だから、18議席足りません。


次に野党を見てみましょう。

立憲民主は、50増やして148議席。

「大勝利」といえるでしょう。


その他、私が比例で入れた国民民主は、
21増やして28議席になりました。

前回7議席だったのが、4倍増という結果で、
こちらも「大勝利」といえるでしょう。


れいわ新選組は、6増やして9議席に。

前回3議席だったのが、3倍増したことになります。


参政党は、2増やして3議席。

日本保守党は、はじめての選挙で3議席を獲得しました。

こちらも「大勝利」といえるでしょう。


一方、野党でも議席を減らした党があります。

日本維新の会は、5減らして38議席。

共産党は、2減らして8議席。


選挙結果、どう見ればいいのでしょうか?

今回の選挙には、二つの争点がありました。

表の争点と裏の争点です。


表の争点は、「政治とカネ」の問題です。

裏の争点は、いつも書いている【 大増税問題 】です。


「政治とカネ」の問題を前面に出して
選挙運動をしていたのが、
立憲民主、日本維新の会、共産党です。

立憲民主の野田さんは、総理時代だった2012年、
「消費税率を5%から10%に引き上げる決断を下した」
張本人です。

だから「反増税派」の私は、
「立憲民主には入れないでください」と
お願いしていました。

野田さんは、「政権交代こそ、最大の政治改革。」を
スローガンに、「裏金も世襲もないクリーンな国へ」などと
訴えていました。

それで、裏金問題に激怒している国民の多くが
立憲民主に入れたのでしょう。

裏金問題に激怒していた人たちは、
政権交代の可能性がない日本維新の会や
共産党にはあまり入れなかったのでしょう。


一方、裏の争点である【 大増税問題 】を前面に出していたのが、
「国民民主党」と「れいわ新選組」です。

「国民民主党」のスローガンは、「手取りを増やす!」です。

そのための具体的な政策は、
所得税、消費税、ガソリン税減税。

社会保険料引き下げ。

シンプルでわかりやすいです、


「れいわ新選組」は、
「消費税廃止」と「インボイス制度廃止」という
インパクトのある政策を掲げています。

その他、勝ち組の参政党、日本保守党も
それぞれ減税を掲げていました。


国民民主党が大勝利できた理由は、
【 石破大増税路線 】に反対であること、
【 減税路線 】であることを前面に出して
戦ったからでしょう。


維新や共産党も減税を掲げていますが、
「政治とカネ問題中心」だったので、ほとんどの国民は、
この2党が減税を掲げていることを知らなかったと思います。


要するに、今回の選挙を総括すると。


・与党自民党、公明党が惨敗

・「政治とカネ問題」を前面に出した立憲民主大勝利

・「反増税路線」「減税路線」を前面に出した、
国民民主、れいわ、参政党、日本保守党の勝利


といえるでしょう。


さて、皆さんご存知のように、私は日本の政治最大の問題は、
【 大増税路線であること 】と考えています。

長い増税リストの話は毎回しています。

@@@必読!長い増税リスト↓
https://www.primecg.co.jp/20240116125010

これ読むたびに、
「日本政府は国民を〇すつもりなのだろうか・・・」
と思ってしまいます。

「増税クソメガネ」と呼ばれた岸田さんは、辞任しました。

ところが石破さんは、長い増税リストを実行するだけでなく、
さらに「法人税引き上げ」「金融所得税引き上げ」に
言及しています。

そして、9人の自民党総裁候補の中で、
ただ一人「消費税のさらなる引き上げ」の可能性を
否定していません。


【 大増税路線 】を止めるために、自民党総裁選で私は、
【 反増税路線 】の3人を支持していました。


「消費税減税」を掲げた青山さん、
「増税ゼロ宣言」を出した茂木さん、
「絶極財政路線」の高市さんです。

しかし、「反増税派」は敗北しました。

そこで、今回の選挙では、皆さんに【 大増税路線 】の
石破自民に入れないようお願いしました。 

そして、自公過半数割れという結果になりました。


これからどうなるのでしょうか?

三つ可能性があるでしょう。


・自民党、公明党が、日本維新の会、国民民主党などを
引き入れて過半数を確保し組閣する。

・立憲民主党が、その他の野党を引き込んで過半数を
確保し組閣する。

・自民党、公明党が、立憲民主と大連立を組んで組閣する。


おそらく、可能性が高いのは、一番目でしょう。

しかし、日本維新の会や国民民主は、
「人気のない石破自民と組んで評判を落とすのはイヤだな」
と思うでしょう。

それで、国会で行われる「首相指名選挙」では
石破さんに入れるが、連立には入らないかもしれません。


私的には、国民民主と日本維新の会は、


「防衛増税(所得増税、法人増税、たばこ増税)」
「異次元の少子化対策増税(医療保険料負担増)」
「脱炭素増税」


計3兆円の増税を中止すること、
その他の増税をいっさい行わないことを条件に、
連立政権に入ってもいいかと思います。

その際、「石破さんが、これ以上増税しないと約束したので、
連立入りを決めました!」と大きな声で
宣言する必要があるでしょう。

要するに私たちとしては、石破さんの
【 大増税路線 】を止めてくれさえすればいいのです。



▼皆さまへのお願い



というわけで、今回の選挙は、
概ね予想通りになったといえるでしょう。

しかし、【 大増税路線 】を止めるには、
「道半ば」という感じですね。

最後に今回の選挙をきっちり終わらせるために、
皆さまにお願いがあります。

今回の石破自民党惨敗について、石破さんは、
「やはり裏金問題が大きかった」と考えているでしょう。

確かに「そのとおり」です。

しかし、石破自民党が惨敗したのには、
他の問題もあります。

それが、石破さんが【 大増税路線 】であることです。

それが証拠に、議席を伸ばした国民民主、れいわ、
日本保守党、参政党は、軒並み【 減税路線 】なのです。

石破さんにこのところ理解してもらわなければなりません。


「政治改革をしつつ、大増税は進めよう」となったら、
国民は困ります。


ですから、私たちの力で、石破さんに【 正しい認識 】を持ってもらいましょう。


具体的には、石破さんにメールを書いてほしいのです。

@このページから石破さんにメールを送ることができます。

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html


メールの文面は、たとえば、


〈石破総理

いつも日本の国益のために戦ってくださり、
ありがとうございます。

さて、10月27日衆議院選挙がありました。

私は、祖父母の代から自民党支持者ですが、
今回だけは別の党に投票しました。

総理は、「裏金問題が理由で」と思われることでしょう。

確かにそれもありますが、
私の場合それが一番の理由ではありません。

一番の理由は、岸田内閣と石破内閣が
「大増税路線」であることです。

岸田内閣は、防衛増税、異次元の少子化対策増税、
脱炭素増税、計3兆円の負担増を国民に強いることを
決定しました。

そして石破総理は、「法人税増税」「金融所得増税」を
主張されています。

さらに、総理は、総裁候補の9人中でただ一人、
「さらなる消費増税の可能性」を否定されませんでした。


私たち国民は、ここ5年間、地獄の日々を送ってきました。

2019年の消費税増税、2020年2021年の
新型コロナパンデミック大不況、2022年2023年の
ウクライナ戦争大インフレ。

「もう立ち上がれない」と思った日々が何度もありましたが、
家族のために歯を食いしばって戦いつづけてきました。

そんな中、岸田総理、石破総理から聞かれるのは、
「増税をします」という非情な言葉なのです。

私がなぜ、今回自民党に投票しなかったか
ご理解いただけたでしょうか?

なぜ自民党とは正反対で「減税」を掲げる、国民民主、
れいわ新選組、日本保守党、参政党が躍進したのか
ご理解いただけたでしょうか?

石破総理は、「納得と共感」を掲げておられます。

もし国民から共感を得たければ、
これ以上の増税は絶対にやめてください。

心からお願いいたします。

新型コロナパンデミック大不況と大インフレで疲弊した
国民は、これ以上の増税に耐えることができません。

総理が国民に寄り添った政治を行うことで、
活躍されることを祈念しております。〉
ーー


てな感じでしょうか。

もちろん、皆さんご自身の言葉で、言いたいことを、
どんどん書いていただけたらと思います。

重要なのは、「自民党が負けたのは、裏金問題もそうだが、
【 大増税路線 】だからだ」ということを総理に理解して
いただくことです。

是非ご協力お願いいたします!

総理へのメールは、選挙で一票投じるより断然効果的です。


@このページから石破さんにメールを送ることができます。

https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html




PS

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なにとぞよろしくお願いいたします。

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