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     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.49


                      2020/10/10


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★中国の評判は、今どう?(アメリカ情報戦の効果は??)



全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。



台風で、ずっと雨が降っています。

皆さまも、どうかお気をつけください。


今日は、「中国の評判は今」についてです。

韓国中央日報10月9日付を参考にしてみましょう。



<ピューリサーチセンターは6日(現地時間)、米国・韓
国・ドイツなど14カ国の1万4276人を対象にしたア
ンケート調査で、


中国に対する否定的な認識は73%にのぼり、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

肯定的な認識(24%)を圧倒したと発表した。 >



14か国で、平均73%が、中国に対し「否定的な認識」
だそうです。

別の言葉でいうと、平均73%が、「中国嫌い」
ということでしょう。

もう少し、具体的に。



<韓国の場合、否定的な意見が75%と、前年比で
12ポイント増え、英国(74%)、スウェーデン(85%)、
オランダ(73%)、ドイツ(71%)、米国(73%)、
スペイン(63%)など8つの国で否定的な意見が
10%以上も増えたことが分かった。

日本(86%)は調査対象国のうち中国に対する認識が
最も否定的だった。>(同上)



日本が中国に対し「最も否定的」というのは、わかりますね。

この国は、1970年代になって突然、
「尖閣は中国の領土だ!」といい始めた。

2010年の尖閣中国漁船衝突事件以降は、
「尖閣は、我が国固有の領土で、核心的利益だ!」
と宣言しています。

さらに、日本には、尖閣だけでなく、


【 沖縄の領有権もない!! 】


と主張している。

そして、ロシア、韓国に、
【 反日統一共同戦線 】をつくろうぜ!
と提案しています。


@トンデモ陰謀論と思われた方は、絶対証拠をご一読くだ
さい。↓
https://rpejournal.com/rosianokoe.pdf


こういう事情を知って、「中国共産党政権が大好き!」
とは、なかなかならないでしょう。



<中国の習近平国家主席に対する信頼度を尋ねる項目でも、
14カ国の平均78%の回答者が信頼できないと答えた。>

(同上)



中国に対してネガティブな人は、平均73%。

「習近平は信頼できない」は、平均78%。



日本は、尖閣問題などで反中なのだと思います。

では、他の国は、なぜ急速に反中になっているのでしょう
か?


<ブルームバーグ通信はピュー研究所の調査で中国に対す
る否定的な認識が強まったことについて、「新型コロナの
パンデミックと新疆ウイグル自治区・香港などで見られた
中国の人権問題に対する批判が影響を及ぼしたようだ」と
分析した。>(同上)



・新型コロナパンデミック


・新疆ウイグル自治区の人権弾圧

(100万人を強制収容し、女性には不妊手術を強要してい
ることなど)


・香港における人権弾圧


などが、原因だと。



▼アメリカ情報戦の成果




そして、私は、「米中覇権戦争も大きな原因」と考えてい

ます。

どういうことでしょうか?

2018年に米中覇権戦争がはじまった。

といっても、核大国同士ですから、戦争は「戦闘以外」の
形態をとります。


・情報戦
・外交戦
・経済戦
・代理戦争


情報戦。

目的は、「敵国を悪魔化し、世界的に孤立させること」です。

アメリカは、中国のダークサイドをバッシングしはじめました。


特に、今まで完全スルーしていたウイグル問題を大々的に
報道しはじめた。

さらに、新型パンデミックについても、
「チャイナ・ウイルス」と呼び、中国を非難しています。


たとえばトランプさん、9月の国連演説でも、
中国を批判しました。



<国連一般討論演説始まる トランプ「中国に責任取らせる」

NHK NEWS WEB 2020年9月23日5時58分


国連総会の各国首脳による演説が始まり、アメリカの
トランプ大統領が新型コロナウイルスの感染拡大の
責任は中国にあると激しく非難しました。

(中略)

トランプ大統領は、演説の冒頭部分から新型コロナウイルスを
「中国ウイルス」と呼んで、「私たちは188の国で数え切れない
命を奪った見えない敵、中国ウイルス』との厳しい戦いを続けて
いる」と述べました。

そして、中国とWHO=世界保健機関が当初、ヒトからヒト
に感染する証拠はないと誤った宣言をしたと主張したうえで、

「私たちはこの疫病を世界に拡散させた中国に責任を取ら
せなければならない」


と述べて中国を激しく非難し、各国と国連に同調を求めました。>



こうした大規模「反中キャンペーン」によって、
反中感情が全世界で高まっているのでしょう。


まとめると、


・そもそも中国は、悪いことをしている

・そのことをアメリカが、積極的に拡散しつづけている
(情報戦)


この二つで、中国の評判が最悪になっているのでしょう。


●PS

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