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【裏RPE】★トランプの開戦理由説明は正しいのか?

【裏】RPEJournal=======================================



     【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.562


                       2026/3/3


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今日は、


トランプの開戦理由説明は正しいのか?


についてです。

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★トランプの開戦理由説明は正しいのか?



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では、本題。

イラン戦争がつづいています。


アメリカ合衆国は、しょっちゅう戦争をしています。

中でも「悪名高い戦争」は、「イラク戦争」でしょう。

この戦争は、【 開戦理由が全部ウソだった 】ことで知られています。

そのこと、後になって【 アメリカ自身も認める 】という、恥ずかしい状況になりました。



〈米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定

[ワシントン=貞広貴志]米上院情報特別委員会は八日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した〉
(読売新聞2006年9月9日)

〈報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、大量破壊兵器計画についても、少なくとも一九九六年以降、存在しなかったと結論付けた〉
ーーー



さて、今回のイラン戦争。

これは、「自衛戦争」でも「国連安保理の承認を得た戦争」でもないので、間違いなく「国際法違反」です。

もちろん、2003年にはじまったイラク戦争も「国際法違反」でした。

では、「開戦理由」はどうなのでしょうか?

イラク戦争時のように、「大うそ」なのでしょうか?


トランプは3月2日、開戦理由について説明しました。

『中央日報』3月3日付
『トランプ大統領、長期戦への転換を示唆か…「地上軍投入に恐れはない」(1)』

を参考にしてみましょう。



〈軍事力を投入した背景に関し「米軍が(昨年6月)イランの核プログラムを完全に破壊して以降、他の場所に(核施設を)再建する試みに警告をしてきたが、彼らは警告を無視して核兵器開発を中断しなかった」と説明した。〉
ーーー



これは、「その通り」です。

実際イランは、国際原子力機関(IAEA)の査察を拒否しています。

つまり、「査察されたら困る状況がある」ということでしょう。

『共同』2025年11月21日。
 『イラン、核査察合意を正式破棄 欧米のIAEA決議に反発』



〈イランのアラグチ外相は20日、イスラエルと米国が空爆した核関連施設への査察を再開するとした国際原子力機関(IAEA)との9月の基本合意について、正式に破棄すると表明した。〉
ーー



中央日報の記事に戻ります。



〈続いて「特にイラン政権の通常弾道ミサイルプログラムが急速、劇的に成長し、米国と海外駐留米軍に明白かつ巨大な脅威になった」とし「すでに欧州と国内外の米軍基地を打撃するミサイルを保有していて、遠からず米本土に到達するミサイルを保有する状況だった」と主張した〉
ーー



「遠からず米本土に到達するミサイルを保有する状況」というのは、概ね「大げさだ」「誇張だ」とされています。

それでも「8年から10年かかる」のを、トランプが「遠からず」と表現したともいえます。

注意しなければならないのは、イランはロシアにドローンを提供し、ウクライナとの戦いを助けている。

では、ロシアがイランに、ミサイル技術を提供する可能性はないでしょうか?

「あり得ない」とはいえないでしょう。



〈トランプ大統領はイランが大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を推進しようとした理由は「米国が極度に禁止する核兵器製造を防ぐのを難しくするため」とし「わが国自体が脅威にさらされ、実際に脅威の直前まで進んだ」と話した。

米本土が核兵器攻撃に露出してからでは核兵器保有を防ぐのが難しいということだ〉
ーー



これも大げさに思えますが、そうともいえません。

実際、北朝鮮は、交渉を長引かせ、時には核開発凍結の約束をし、支援を受け取りながら、秘密裡に核兵器保有まで進みました。

そして、いつの間にか、アメリカですらどうすることもできない核戦力、ミサイル戦力を構築してしまった。

トランプは、イランが「北朝鮮成功モデル」で進むのを阻止したいのでしょう。



〈トランプ大統領は軍事作戦前のイランとの核交渉について「交渉が実現したと考えたが、彼らが退き、私は『このような者とは交渉ができず、正しい方法でしなければいけない』と話した」とし、イランは最初から核を放棄する意思もなく交渉に臨んだと主張した〉
ーーー



「イランは最初から核を放棄する意思もなく交渉に臨んだ」というのは、「100%正しい」と思います。


以前RPEにも書きましたが、イランは2023年3月の時点で、ウラン濃縮度83.7%に達していました。

そして、2023年9月に、IAEAの査察を拒否した。

つまり、「イランには核兵器保有の意思がある」ということです。


イランは、北朝鮮のように、核兵器保有を達成したい。

欧米から制裁されても、北朝鮮がそうであるように、中国とロシアとの貿易でなんとかやっていけるとみている。


それでも、ICBMができるまでは、アメリカにとって大きな脅威にはならないでしょう。

しかし、イランが核兵器を保有してしまえば、アメリカの同盟国イスラエルにとっては、「死」を意味します。

イスラエルの国土は、日本の四国ぐらいの広さ。

一方、イランの国土は、日本の4.4倍。

核の応酬になれば、イスラエルが先に滅びるのです。


アメリカのイラン戦争は、「国際法違反」です。

しかし、開戦理由については、「インチキ・イラク戦争」とは違い、「それなりの理由がある」といえるでしょう。



イランが核兵器を保有すること。

これは、アメリカ、イスラエルだけでなく、サウジアラビアや周辺諸国にとっても困ることです。

それで、イラン戦争は国際法違反であるにも関わらず、イラク戦争時のような世界的反対運動にはなっていません。


とはいえ、長期化すると、反戦運動も拡大していくでしょう。

トランプは、米兵の犠牲者をできるだけ出さず、地上軍を使わず、なるべく短期間で終わらせる必要があります。

「終わらせる」というのは、イランの新しい指導者に、「核兵器保有を完全に断念させる」という意味です。

必ずしも体制転換する必要はありません。




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「も~ひとりで~あるけない~、とき~の風がつよすぎて~~~」

世界情勢、変化が激しいですね。

今年になってからも、

「米軍 ベネズエラのマドゥロ大統領を誘拐」

「イランで大規模デモ。6000人が死亡」

「カナダ首相が『脱アメリカ宣言』」

「トランプ、グリーランド領有に意欲」

などなど、驚くべきことがたくさん起こっています。

しかし、世界の中には、これらの事件に【 驚かない集団 】がいます。

誰でしょう?

そう、【 パワーゲーム会員 】の皆さんです。

パワーゲーム会員の皆さんは、たとえば、


・2021年12月、「ロシアがウクライナに侵攻する可能性があること」を知った(実際の侵攻は2022年2月)。

・2023年8月、「中東で戦争が起こる可能性」を知った(イスラエルvsハマス戦争勃発は2023年10月)。

・2024年12月、「2025年にイスラエルとアメリカがイランの核施設を攻撃する可能性が高いこと」を知った(イスラエルとアメリカのイラン核施設攻撃は2025年6月)

・2025年12月、「アメリカがベネズエラに侵攻する可能性が高いこと」を知った(ベネズエラ侵攻は2026年1月3日)。


というわけで、パワーゲーム会員の皆さんは、全世界が驚いているのに、【 驚かない生活 】を送っています。

彼らは、世界情勢の裏側、大国の意図、戦略、地政学、行われているプロパガンダを正しく理解している。

その知識と知恵を、経営や投資に活かし、成功と繁栄の道を歩んでいます。

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