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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.68
2021/1/25
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★日本の野党は必要か？
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは！
北野です。
私は、1990年から2018年までモスクワに住んでいました。
一時帰国は、だいたい年に一回。
一時帰国時は、テレビをよくみていました。
テレビをつけると、たいてい総理大臣の悪口をいっている。
それで、「嗚呼、日本には言論の自由があるのだな」
と思っていました。
ロシアのテレビでプーチンの悪口を聞くことは、
決してありません。
2018年の秋、日本に完全帰国しました。
今度は、思う存分日本のニュースを見ることができます。
驚いたのは、野党の動きです。
あるときは、モリカケ問題をず～と追及しつづけている。
別のときは、「桜を見る会」をず～と追及しつづけている。
あるいは、「学術会議問題」をず～と追及しつづけている。
日本の国会でグローバルな問題が話し合われることは、
ほとんどないのですね。
それで、「日本の野党は、細かいこと、国益とはあまり関
係ないことばかりやっている」と考える人もいるでしょう。
私も、正直そう感じる時がありました。
ですが、ああいうこと（モリカケ、桜を見る会、学術会議
などの追及）も、実は必要なんですね。
野党やマスコミが追及することで、
与党は、「悪いことができなくなっていく」。
最近、そのこと（野党の必要性）を
とても実感することがありました。
ロシアのテレビは、「決してプーチンを批判しない」
という話でした。
国会はどうでしょうか？
ロシアの下院には、与党「統一ロシア」、野党「共産党」
「自民党」「公正ロシア」の4党がいます。
しかし、与党も野党も、「プーチン批判は決してしない」のです。
「なんちゃって野党」ですね。
その結果わかったこと。
「プーチンは、1400億円の宮殿を建てていた」
この動画、30分40秒ぐらいから見てください。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=ipAnwilMncI&t=360s
権力者というのは、監視も批判も全然ないと、
私腹をこやすためにどこまでも行くという驚愕の例です。
だから日本の野党が、総理大臣の動向を、
チクチクと指摘しつづけるのは、良いことなのです。
しつこすぎて、うんざりすることもありますが。
野党が指摘しなければ、日本の政治だって
どこまで腐敗するかわからない。
だから、日本の野党は、必要なのです。
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