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【裏】ロシア政治経済ジャーナル No.97
2021/6/30
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★(創建100年)中国共産党のヤバい【本質】
全世界の裏RPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
7月1日、中国共産党は、創建100周年だそうです。
国民党を打ち破り、中華人民共和国を作ったのが1949年。
その後、1970年代はじめにアメリカと和解し、
ソ連を崩壊させた。(それほど貢献していませんが。)
賢いトウ小平は、ニコニコしながら低姿勢をつづけ、
日本、アメリカから、ありあまる資金と技術を、ほとんど
無料でゲットすることに成功。
そして80年代、戦後の日本に匹敵する急成長がはじまりました。
2010年、日本を超えGDP世界2位になりました。
こう見ると、「中国共産党は実績があるよな」と
いえるかもしれません。
しかし、この世の中は「金がすべて」ではありません。
中華人民共和国は、共産主義をベースに建てられた。
そして、共産主義は「無神論」です。
だから、中国で、チベット仏教を信じるチベット人は
120万人殺され、
イスラム教を信じるウイグル人100万人が、強制収容所にいる。
ウイグル女性は不妊手術を強制され、
事実上の「民族絶滅政策」が行われています。
@必読資料↓
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/post-93907.php
もし、中国が世界の覇権国家になり、「中国モデル」が
世界のスタンダードになったら、どうなるでしょう?
世界中、
・一党独裁
・信教の自由なし 宗教を捨てない人は、強制収容所送り
・言論の自由なし 中国や自国政府を批判すると逮捕される
こうなると、世界は「ディストピア」時代に突入です。
習近平は、100年を迎える中国共産党について、
何を語っているのでしょうか?
産経新聞6月30日。
↓
<習氏は演説で、
「命を含む自らの全てを党と人民の事業のためにささげ、
党の理想と信念のために頑強に奮闘する」
ことが重要だと述べた。>
「命を含む自らの全てを党と人民の事業のためにささげ」
だそうです。
別の言葉で、「中国共産党のために、死ね!」と。
これは何でしょうか?
おわかりでしょう。
「全体主義」 です。
共産党は、各個人の幸福を増すために存在しているのでは
ありません。
各個人が、「共産党のために」存在しているのです。
習の言葉を何度も読めば、はっきりとわかりますね。
各個人は、共産党のために、死ぬことも求められているのです。
全体主義の反対は、「個人主義」です。
個人主義の国で、国家は、各個人が自由に幸福を追求する
権利を保障しています。
もちろん「行き過ぎた個人主義」という言葉があるように、
なんでもかんでも自由にさせればいいというわけではない
でしょう。
たとえば、コロナ禍で、ある程度自由を制限するのは仕方
ないことです。
しかし、中国は、国家主席が、
「党のために死ね!」と命令している。
「全体主義」といえば、真っ先に思い出されるのは、
ナチス・ドイツとムッソリーニ時代のイタリアですね。
スターリン時代のソ連、毛沢東時代の中国を含むこともある。
しかし、21世紀の今、GDP世界2位の国のトップが、
「命を党にささげよ!」
と宣言するとは・・・・。
バイデン大統領は最近、米中覇権戦争は、
「民主主義と専制国家の戦いだ」といっています。
実際は、「民主主義と全体主義の戦いだ」といえるでしょう。
どちらが勝つか、わかりますね。
歴史は、「全体主義国家は、長続きせず滅びに至る」こと
を繰り返し証明しています。
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